“stand someone up”の意味
すっぽかす
“stand someone up”の使い方
『フラーハウス』シーズン3エピソード16より
高校生のジャクソンの友達、マンカウスキーはジャクソンの母親であるDJに好意を寄せています。(念のため、フラーハウスはコメディです)
学校のホームカミングパーティーに参加するのに、マンカウスキーはDJを誘います。
DJはもちろん本気にしておらず、パーティーには姿を現しません。怒ったマンカウスキーが言ったセリフが以下です。
Your mom stood me up. She didn’t even call me to cancel. We are through.
(訳)君のお母さんにすっぽかされた。断りの電話もなかったよ。僕たちはもう終わりだな。
このように自分が約束をすっぽかされた時には、”stood me up”が使えます。
“ghost someone”の使い方
似たような表現に“ghost someone”があります。
『フラーハウス』シーズン4エピソード4より
高校生のラモーナは、仲良くなった女子グループとハンバーガー屋さんで待ち合わせの約束をしました。しかし、待っていても女の子たちは現れません。
自分が「ハブられた」と気づいたラモーナは落ち込んで帰宅し、母親のキミーとステファニーと話しています。
ラモーナ: Sienna and her friends ghosted me.
キミー: They ghosted you? What does that mean?
ステファニー: “Ghosted” means that they stood her up.
ラモーナは、「シエナたちにハブられた」と言います。
そうすると、キミーは「彼女たちがghostしたの? それってどういう意味?」とghostの意味がわからない様子。
そこでステファニーが「”ghost”は『すっぽかす』っていう意味だよ」と教えます。
この会話から分かるように、
“ghost someone”
は先ほどの“stand someone up”と同じように「すっぽかす」、若者言葉(?)でいうと「ハブる」という意味で使われています。
ニュアンスの違い
“stand someone up”と”ghost someone”。
フラーハウスでは同じ意味で使われるようでしたが、ネイティブに聞いてみたところ、どうやら違いがあるようなのです。
「“stand someone up”は「その場に現れない、すっぽかす」という意味だよ」
「“ghost”は”stand someone up”と少し違って、メールや携帯のメッセージなどのコミュニケーションをしなくなることだよ。おばけ(ghost)が消えていなくなるみたいにね。」
と教えてくれました。
ただ、今回のフラーハウスでは「待ち合わせをすっぽかされた」という意味で使われていますので、そこまで気にせずほぼ同じ意味として使っていいと思います。
しかし一方で、母親のキミーが”ghost someone”の意味を知らなかったこと、またSNSなどの進化により、”ghost someone”は最近になって若者がよく使うようになったと言えるでしょう。