人と初めて会った時やその後別れる際、英語ではどのような会話の仕方があるのでしょうか。ドラマのシーンから会話例を学んでみましょう。
パターン1
ドラマ『グッド・ウィッチ』より、キャシーとジョンが話しているところに、サムとグレースがやって来ます。(訳は管理人によるものです。)
キャシー:Sam, Grace, this is John, he’s an old friend. (サム、グレース、こちらジョンよ。昔からの友達なの。)
サム:Hey, nice to meet you.(初めまして)
ジョン:Nice to meet you.(初めまして)
グレース:Hi.(こんにちは)
ジョン: Hi.(やあ)
“Nice to meet you, too.”ももちろん使えますが、”Nice to meet you.”だけでも自然な会話となります。
グレースは”Hi”だけでシンプルに挨拶しています。日本語だと「こんにちは」と言ったような感じでしょうか。
次は別れ際の会話です。
(4人で少し会話をした後)
キャシー:Well, sit, both of you.(二人とも、座って)
グレース:Oh, I would love to, but pre-calc is calling my name. It was really nice to meet you, though.(そうしたいけど、数学をやらなくちゃ。お会いできてよかったです。)
ジョン:You too, Grace.(僕もだよ)
グレースは初めて会ったジョンと別れ際に、”It was really nice to meet you”と言っており、ジョンはその返しに”You too, Grace.”とYou tooの後に相手の名前を言うことで返答しています。
ちなみに、グレースは”I would love to, but~“を使って、この場を去らないといけないことを伝えています。何かに誘われたけれど予定がある時などに「そうしたいのだけど、できない」と丁寧に断る時に役立つ表現です。wouldを略して”I’d love to, but ~“と言うことも多いです。
理由を説明しなくても、”I’d love to, but I can’t.“とシンプルに言うこともできます。
【例】
A: Why don’t you come with us?(一緒に来ない?)
B: I’d love to, but I can’t.(そうしたいんだけど、行けないんだよね)
もしくはI’d love to, but I have another plan.(そうしたいんだけど、他の予定があって)
(サムとジョンが別れる時)
ジョン:Nice to meet you, Sam.(ではまた、サム)
サム:Nice to meet you.(ええ、また)
こちらはシンプルに、お互いにNice to meet you.で会話を締めくくっています。
パターン2
『グッド・ウィッチ』より、アビゲイルは従姉妹のキャシーをグレッグに紹介します。
アビゲイル:I don’t believe you’ve met my cousin, Cassie Nightingale.(いとこのキャシーよ。初対面よね?)
グレッグ:Ah! It’s nice to finally meet you. Alexis is a big fan.(会えてうれしいよ。妹が「大好き」と。)
キャシー:Aw, thank you. Send her my love.(ありがとう。私もよ。)
キャシーとグレッグがまだ会っていないことを知っていたため、アビゲイルは”I don’t believe you’ve met my cousin.”と言っています。あまり馴染みのない表現かもしれませんが、初対面と思う人同士を紹介するときに出てくるフレーズです。「いとこにはまだ会ってなかったよね」と紹介する時に使えます。
そしてグレッグは、妹のアレクシス(Alexis)からキャシーの話を聞いていたため、”It’s nice to finally meet you.”と返します。このように、finallyをつけると話には聞いたことがあるけれども会ったことがなかった人に「やっとお会いできましたね。」といった感じになります。
パターン3
『グッド・ウィッチ』より、グレースの友達とグレースの母親キャシーが初めて会った時。
グレース:Hey, mom! 母さん
キャシー:Oh, hey!
グレース:This is my friend, Katie.ケイティよ
キャシー:It’s nice to meet you.よろしく
ケイティー:It’s nice to meet you too, Mrs.Russell.どうも ラッセルさん
キャシー:Call me Cassie.キャシーと
ケイティーは、「はじめまして、ラッセルさん」と相手の名前をいって挨拶しました。それに対して、「キャシーでいいわよ」と答えています。
パターン4
『グッド・ウィッチ』より、サムがキャシーを病院の関係者に紹介した時。
サム:Valerie Hanson. Cassie Nightingale.バレリー こちらはキャシーだ
バレリー:Nice to meet you.よろしく
キャシー:You as well.こちらこそ I’m gonna go check on Dan. Excuse me.ダンの様子を見てくる
Nice to meet you.と言われたキャシーは”You as well.”と返答しています。
また、その場を去る時には”Excuse me.”を使うことができます。