get off the phoneの意味
ドラマを見ていたら、
I got off the phone with her.
という表現が出てきました。
このgot off the phoneは「電話を切る」という意味で、さらにwith + 人(電話をしていた相手)を付け加えることができます。
なのでI got off the phone with herで、「彼女からの電話を切った」という意味です。
get offの意味はたくさんある。さてどうする。
さて、英語には”get off”のように動詞と前置詞、動詞と副詞がセットになって意味を成すものがあり、句動詞、英語ではphrasal verbといいます。
私はこの句動詞を覚えるのがすごく苦手です。なぜなら一つの句動詞がたくさんの意味を持っていて全然覚えられないから。。
例えば、こちら(外部サイトに飛びます)のサイトでget offの意味が紹介されていますが、9つほども意味があります。
「こんなの覚えられるか!」って感じになりませんか?10代の頃ならまだ覚えられたかもしれませんが、大人になると10代の頃のやり方では頭に入らないのです。しかも私は世界一記憶力が悪いんじゃないかというくらい、記憶力がないので。
だからこそ、覚えやすい方法で覚えるという手段を取るしかないのです。
そこで最近活用している方法が、英語をイメージで理解するということです。
先ほどの「英語イメージリンク」さんのサイトでも、まさにイメージで英語を理解できるよう解説があります。下の方にスクロールすると、getとoffのイメージが掲載されています。
こうやって、イメージで覚えるのが大事なんじゃないかと思うのです。1個1個の意味は覚えられません(私は)。
なので、get offってどんな意味だろう?と思ったら、getとoffをイメージしてみるんです。
英語イメージリンクさんの言葉を引用させていただくと、
get のコアイメージは「何かのアクションによって自分のものにする
https://www.english-speaking.jp/wordimagelink-get-off/より引用
off のコアイメージは「分離」です。「くっついているものをはがして、分離する」という動きをもった単語です。
https://www.english-speaking.jp/wordimagelink-get-off/より引用
という『コアイメージ』を思い浮かべます。
すると今回のgot off the phoneは「電話に対して何かアクションをした、そして分離した」と想像し、受話器(スマホ)を自分から離した⇒「電話を切った」ということかな?と何となく想像がつくのです。
このようにしてget offには10個の意味があってそれぞれ覚えないといけない!とするのではなく、それぞれの単語の核となるイメージを持ったうえで「こういう意味かもしれない」と想像することが大事かなと考えています。
コアイメージを意識する
こういったコアイメージを私が最初に学んだのはNHKのラジオ英会話(外部サイトに飛びます)2022年度のテキストです。
ここで動詞や前置詞をイメージで理解する(覚える)ということを学びました。1個1個の意味を覚えるのは辞めて、イメージで考える。そのイメージで覚えてしまう。そういうことをしていくと、想像力が働くようになり、知らない句動詞を全部覚えたり、いちいち調べなくても「イメージできる」ようになります(例外はあるものの)。
ただし、最初はどういうコアイメージなのかを参考書や辞書で調べる必要があり、ここが手間になります。
しかし、単にそれぞれの意味を暗記するよりもはるかに合理的、かつ記憶に定着しやすいです。最初は少し訓練がいりますが、慣れてきたら意味が想像できて楽しくもなってきます。
翻訳をする、などという目的であればはっきりした意味を考えなければなりませんが、ドラマやYouTubeを見ていたり海外のウェブサイトを見る時には、「イメージ」でとらえて文全体の意味がぼんやり分かればいいと思います。あとは深堀したければ細かく見ていく感じで。
私は以前、英語のサイトを読んだり洋書に挑戦したときは知らない単語や語句の一個一個の意味をいちいち気にしてしまって、全然先に進まなくてすぐに挫折するということを繰り返していました。しかし単語のイメージを掴むことで、英文の大枠がつかめるようになり、かなり英語が読みやすくなりました。
コアイメージ、すごく大事だなと思っているこの頃です。