hold a candle toには「~に匹敵する」という意味があります。
ドラマ『グッド・ウィッチ』より、使い方を見てみます。
カボチャパイコンテストに参加するステファニーは、強敵マーサよりもおいしいパイを作らなくてはなりません。そこで自信作を仲間に試食してもらいますが、皆、微妙な表情を浮かべます。その態度で悟ったステファニーはこう言います。
Oh, for crying out loud, it doen’t hold a candle to Martha’s, does it?
(字幕)マーサにはかなわない?
hold a candle toは「~に匹敵する」という意味なので、ここでは否定形で使われて「マーサには匹敵しない、かなわない」となります。
下線部”for crying out loud”の意味はこちら

もう一例見てみます。
Voxというニュースサイトより、Sony Picturesが新しい手法を使い、視覚的に新しいアニメを作り上げたことを紹介している動画です。
Just two month after its release “Into the Spider-Verse” became the highest grossing film Sony Pictures animation had ever made. It doesn’t hold a candle to Pixar in terms of lifetime gross: “Incredibles 2” sits as the number one spot while Spider-verse doesn’t even crack the top 50.
(管理人訳)『Into the Spider-Verse』は公開されてからわずか2か月で、ソニーピクチャーズ史上最大の興行収入を記録した。これは総額としてはピクサーに匹敵するものではない。『インクレディブル2』が1位であるのに対し、Spider-verseはトップ50にも入っていない。
“It doesn’t hold a candle to Pixer”で「ピクサーには匹敵しない」という意味を表しています。
<蛇足>
この動画によると、1995年にピクサーが最初の長編アニメーション映画『トイストーリー』を作り、その後しばらくの間はピクサーのようなアニメの作り方が主流となっていたようです。
それが今回、ソニーピクチャーズが新しい方法でスパイダーマンのアニメを作り上げたのです。その手法は新しく、他のアニメーションスタジオもこの手法を取り入れるようになっていくだろう、という内容の動画でした。