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セラピストは一般的?

セラピストの存在

ドラマを見ていて思うのですが、日本よりもアメリカは、セラピストに相談することが割と一般的な気がします。(あくまでドラマからの経験則ですが)

そんなことをあらためて思ったのが、『High School Musical: The Musical: The Series』というドラマでの一場面です。

コートニーは『アナと雪の女王』のミュージカルのエルサ役に抜擢されますが、自分にできるのかどうか常に不安を抱えています。そこで、自分も不安症だというアレックスが励まそうと声をかけます。

アレックス:Hey. I just want to say, and I hope I’m not overstepping, but I have anxiety, too. And sometimes, when I’m home and I get in my head about it, I hide. From everything. あの…余計なお世話かもしれないけどー私も不安がすごいの 時々家でもひどくなって隠れちゃう 全部のことから

コートニー:Sounds pretty smart. 賢い方法ね

アレックス:Sooner or later, you have to come out from hiding. That’s what my therapist says. でもいずれ出てこなきゃ セラピストはそう言う

コートニー:You have a therapist? セラピストが?

アレックス:Oh, yeah. It’s the best. Everyone should have a therapist. 最高の人よ 皆がセラピストを持つべき

コートニー:I don’t understand. I mean, I climbed the wall. Why do I still feel like someone has their fist around my heart. 分からないのよ 私壁を登れたのに なんで心臓が潰れそうな気分に?

アレックス:You never really get over anxiety. You just kinda learn to live with it. What you’re feeling is what it’s like right before you do something brave.不安は完全には消えないよ 共存する方法を学ぶしかない その不安は勇敢なことをやる前触れよ

いい励ましの言葉ですね。

さて、ここからは私の主観ですが、コートニーが少し意外そうにしていたように、高校生がセラピストに相談に行くことはそこまで一般的ではない印象を受けました。

ですが、コートニーは以前から母親にも「セラピストに相談するべき?」と相談しており、セラピーに行くこと自体は一般的な方法なのかなと感じられました。日本だとセラピーに行くというのは結構大事にとらえられてしまう気がします。

他のアメリカのドラマを見ていると、不仲の夫婦がセラピーに行くか行かないか、という話が結構頻繁に出てきます。そして奥さんが行くよう勧めて、旦那さんが嫌がる、というパターンが多い気がします。

なので全員が肯定的というわけではなさそうですが、日本よりもセラピストが身近な存在だとは言えそうです。

日本では、セラピーはあまり一般的ではないと思うので文化の違いを感じました。ただ最近はオンラインでセラピー(というか日本ではカウンセリングということが多いかもしれないですね)が受けられるようになってきて、身近な存在になりつつあるのかもしれません。

 

【用語解説】

overstep:行き過ぎる(”I hope I’m not overstepping.”で「(人の問題に対して)踏み込みすぎてないといいけど」という意味)

anxiety:不安

get in my head:(問題などについて)考えすぎる

私のすすめる不安解消法

余談ですが、この話を見て、自分に対する不信感とか不安な気持ちが誰にでもあったりするのだなと改めて思いました。その解決方法として普段私が実践しているものをご紹介しようと思いました。

結論的には自分を大切にすることです。方法は何でもいいのですが、とにかく自分を労わってケアすること。毎日のように不安に駆られてしまう人や、自己肯定感が低くいつも自分を責めてしまう人こそ、不安や自信のなさを一時的に抑える方法を取るのではなく、根本的な解決が必要だと私は信じています。

 

と言われても、「え?」って感じかもしれませんし、「自分を大切になんてできないから困ってる」と言われるかもしれませんが、無理やりにでもやってみてください。

以下に私が実践している方法をご紹介します。この方法でなくても、自分を大切にできる方法なら何でもいいと思います。

 

私の場合は、自分を大切にする方法としてホ・オポノポノという方法を用いています。ハワイに伝わる問題解決方法です。正確には私が実践しているのはセルフ・アイデンティティー・スルー・ホ・オポノポノというものなのですが、ここでは単にホ・オポノポノと書きます。

簡単に言うと、自分に対して「ごめんなさい。許してください。ありがとう。愛しています。」と声をかけてあげるだけ。心の中で言うだけでいいんです。

一人でできて、お金もかからない方法です。

 

と言われてもさらに「え?」という感じかもしれませんが、とにかく少しでも興味があったらやってみてください。(少なくとも私にとっては)即効性のあるものではなかったため、ちょっと根気がいるかもしれませんけど。

 

なぜホ・オポノポノを実践しようと思ったかを少し書いておきます。

実は昔、私自身もセラピーを受けたことがあります。人間関係でボロボロで、誰かに話を聞いてもらいたい一心で、2回ほど受けました。

しかし、受け続ける金銭的余裕がなかったこと、「第三者に私のことなどわかるものか」という反抗心?みたいなものがどうしてもぬぐえずに行かなくなってしまいました。

それ以来、様々な本を読んだりして、自分で何とかできないかと悩んでいた時に偶然ホ・オポノポノという方法を知りました。

ホ・オポノポノに関する書籍は色々出ていますので、興味のある方は下の方に数冊おすすめを紹介しておきます。

 

当初は、正直ホ・オポノポノって全然意味が分からなかったですし、そんなに信じていなかったです。

「4つの言葉を言うだけで、自動的に問題解決される?そんなバカな」

「クリーニングとかいう言葉がよく出てくるけど、本を読んでも理解できない」

「あまりに非科学的だ」

「『神聖なる存在』という言葉が出てきたりして、何かの宗教か?」

という風に思っていました。正直。

 

でもとにかくお金がない。これ以外の方法が思いつかない。

「ごめんなさい。許してください。ありがとう。愛しています。」っていうだけでいいんなら、やってみよう!

無駄になったって、一日ほんの数分、数十秒が無駄になるだけだ。損はしないだろう。

と思って始めました。

 

そして続けていくうちに、ホ・オポノポノをすることで自分を大切にすることを学びました。(個人的な意見です)。

今まで自分に「ありがとう」なんて言ったことなかった。ましてや「愛しています」なんて。

私は今まで自分をいじめ続けてきたことにも気がつきました。

それまで自分にかける言葉と言えば、「なんでこんなこともできないんだ」「ダメ人間だ」「生きていても何にも役に立たない。もう死んだ方がいい」というようなことでした。

人に対してこんな言葉をかけることはないのに、世界でたった一人しかいない自分にこんなひどい言葉をそれはもう毎日のようにかけ続けていたのです。

 

ホ・オポノポノは自分に平和を取り戻すために行います。そして自分を責める必要はないことも学びました。誰もあなたを責めませんし、私も自分を責める必要がないのです。

責める気持ちが出てきたとしてもそれはそれでよくて、その瞬間から「ごめんなさい。許してください。ありがとう。愛しています。」と自分に言ってあげることで、「自分を責めてしまうという記憶」を消していきましょうという感じです。

 

私はホ・オポノポノを始めてから、自分を責めることをしなくなりました。自分は苦しみを背負って生きなければいけないとずっと思い込んでいたのですが、そうではないことがわかりました。そう考えが変わったことで、自分の世界が変わりました。

そして、自分をもっと大切にしよう、と思うようになったのです。

 

そこから、人生が少しずつ変わっていきました。劇的に、というのではありませんが確実に自分が変わっていくのを実感してきました。

以前の自分であれば自分のことを好きですかと聞かれたら間違いなく「嫌い!大嫌い!死ぬほど嫌い!」と答えたと思いますが、今は「結構好き」って答えると思います。

というか、自分が嫌いでどうしようもない、みたいなことを全く考えなくなりました。

「自分」という存在が今はとても大事な存在になっているので、そもそも考えることがなくなりました。

 

これは自分にとっては奇跡なんです。昔から自己肯定感が低くて(というか自己肯定感ゼロ)、自分が大嫌いだった人間にとっては。

 

本当に、かなり大きな変化です。だって「自分なんて何の役にも立たないダメ人間」と思って生き続けるより、「自分にはちゃんと価値がある、大切な存在なんだ」と思って生きた方が、人生楽しくないですか?私は後者になることができました。

 

今、私は昔と違ってとても心穏やかに生きています。

もちろん、すべての問題が解決したわけではありません。でも以前のように自分を責めて傷つけたりしません。ホ・オポノポノを実践して、また自分らしく生きられるだろうという支えがあるので絶望しません。

 

そして、もっと幸せに豊かになろう、と思えるようになりました。

 

まさか自分がそんな風になれるとは、思ってみませんでした。

「自分は幸せにはなれない」と思って生きてきましたから。

 

生きる気力がなさ過ぎて、土日は寝てばかりいた自分が、今は早起きして朝活しちゃったりしています。エネルギーが自分に入ってきている感覚があります。

もっともっと、エネルギーを高めたい!と思っています。

もっと幸せになりたい、と思っています。

 

壮大な話になってしまいますが、私は今、世界中の人に幸せになってほしいと願っています。

今、自分が不幸だと感じる人は、自分を大切にしてみてください。自分って大切にしていいんですよ。方法はホ・オポノポノじゃなくたっていいんです。

でもまるで自分に小さな子どもがいるようにして、自分のことを、優しく、丁寧に扱ってあげてください。そうしたら、その子がきっと喜びます。

人って3か月物事を行うと定着するらしいので、まずは3か月。それから半年、1年、、と長い道のりかもしれません。こんなの意味があるの?って疑ってもいいんです。疑いながらもとにかく辞めずに自分のケアを続けていく

少しずつが積み重なって、きっと良い方向に向かうはず。

 

 

最後に、ご興味のある方に、ホ・オポノポノの本を紹介しておきます。

一番最初に読むには、こちらがいいかもしれません。

たった4つの言葉で幸せになれる!心が楽になるホ・オポノポノの教え(外部サイトに飛びます)

ホ・オポノポノを実践している人であれば知らない人はいないであろう、イハレアカラ・ヒューレン博士の著書です。ホ・オポノポノ体験談も掲載されているので、具体的事例を知ることができていいかもしれません。

とはいえ「じゃあ自分にもきっといいことが起こる」と期待することはホ・オポノポノでは良くないとされています。私自身、体験談にあるような劇的な変化は正直ありません。じわじわと、日々の生活のある時点で「あぁ、自分はなんか考え方が変わったなぁ」とか「昔より確実に生きやすくなったなぁ」と感じる、という変化です。

本の中で、「ホ・オポノポノはシンプルだけど続けることは難しい」と記載されています。私自身も、いやなことが起こったときには「なんだよ!ホ・オポノポノやってても意味ないじゃないか!」と勝手に怒りがこみ上げたり、「もう、やめてしまおうか。」と思うことがありました。それでも私は何だか続けてしまう。心の平和が取り戻される気がして、何となくやめられない。そんな感じで続けています。

 

次は、吉本ばななさんの「ウニヒピリのおしゃべり」。ホ・オポノポノの中ではウニヒピリという言葉が出てきます。この本では最初の数ページが小説風になっていて、ウニヒピリのイメージが掴める構成になっています。

ホ・オポノポノは吉本ばななさんも実践している方法なのです。

この本は、ばななさんと平良アイリーンさんの対談形式になっており、実際にばななさんやアイリーンさんの感じているホ・オポノポノを実感できます。ウニヒピリって何?ウニヒピリの声を聞く、ってどういうこと?みたいなことが少しわかってくると思います。

 

私が一番最初に読んだホ・オポノポノの本が以下の「ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ」です。最初は正直、色々と意味がわからなかったです。なんだか不思議なことを言っているぞ、でもその不思議な感覚を理解したい、と思って繰り返し読みました。実践しながら読み返すと「あぁ、こういうことか」とじわじわ理解できてくる気がします。

これが一番売れているホ・オポノポノの本だとどこかに書いていたような(間違っていたらすみません)。

他にもいろいろあるのですが、きりがないのでひとまずおすすめの3冊でした。ご参考まで。