私はもう5年以上も前だったと思いますが、2週間ほど語学留学をしたことがあります。その際、「日本って思っていたほど大した興味を持たれていないんだな~」と感じたので、そのことを書きます。
日本って、どこ?
私は語学留学前は「日本って海外から人気もあって注目されている!」と思っていました。
しかし、、実際にはそうではなさそうでした。
語学学校ではクラスメイトのほとんどはヨーロッパ人かブラジル人か、アゼルバイジャン人でした。アジア人は私だけだったのです。なので日本やアジアのことを色々聞かれちゃったりするのかな、、なんて想像していたのです。
でも「日本人です」って言っても割と皆「ふーん」みたいなリアクションでした。あまりアジアに興味がない、という印象を受けました。他のクラスメイトは例えば旅行に行くといえばヨーロッパの国が多く、アジアに行こうと考えたこともない、という人たちばかりでした。
しかもたまたま話したブラジル人には「日本ってどこ?」って聞かれました。
そういうレベル??
また、「日本人って犬食べるんだよね?」とも。いやそれ中国、、
それを聞いて、「みんな日本がどこにあるのかなんて当然知っていると思っていたけど違うんだ。しかも他国からしたら日本も韓国も中国も一緒のように感じるんだなぁ。」と思いました。
その人がたまたま教養がなさ過ぎるか、たまたま知らなかっただけかもしれませんけど、、
でも、例えば日本はG7やTPPにも加盟してアジアの中心的存在(今や中国が覇権を握っていますが)と思っていたのに、、
いまだに日本は極東の得体の知れない国なのか、、?と思わざるを得ない経験でした。
日本の自画自賛
日本にいると、「日本はこんなにすごい!」というようなテレビ番組をやっていますよね。なので日本の外に出て海外の人と話すまで、「日本は世界から注目されている人気のある国だ!」と思っていました。
確かに、一部の人には人気があると思います。でも「日本はすごい!」ってテレビに出てほめてくれる海外の方ってもともと日本に興味があって好きだからそう言ってくれるごく一部の人なんだなって、思ったのです。
外の世界に出てみて初めて自分の小ささが分かったというか、、
私が滞在したのはほんの2週間ですし、一部の人としか話していないので、もしかすると母数を増やしたら違ったものが見えてくるかもしれません。別の地域や別の国に行けばまた日本に対する印象は変わってくるでしょう。
ただほんの少しの期間でも外の世界に行ってみると、今までの自分の価値観が大きく変わるきっかけになるなぁと思ったのでこの話を共有した次第です。
これからどうするか?
その後、谷本真由美さんの日本人は何も知らない(Amazonに飛びます)シリーズを読んで「ああ確かに何も知らないなぁ」と思うばかりでした。他国の目線から自分たちを見直すというのも重要だなと学びました。
ちょっと書きぶりが辛辣なのですが、とても参考になる本でしたのでご紹介まで。
以前、そもそも自分は日本のことを知らない、語れない、という話をしました。

それ以来本をたくさん読むようになり、日本のこと・世界のことを学ぼうとしています。世界の人と話せるようになるには、世界の人は一体どんなことを話題にするだろう?と考えてみること。単に趣味とかの話ではなく、自国を含めて世界で起こっていること、そしてよりよい未来にするためにはどうするか?そんなことを自分の意見を持ちながら話し合えたら、、
世界平和につながるかもしれません。
唐突に壮大な話になってしまいました。
でも意外と本気です。