私は10年以上前からオンライン英会話を使用してきました。
最初はオンライン英会話学校の数もそこまで多くありませんでしたが、今や数がありすぎて選ぶのが大変です。
これまでに色々なオンライン英会話を試してきましたが、結局今使っているのは2つだけです。
eigox(エイゴックス)
eigoxの大きな特徴は、日本人講師、フィリピン人講師、ネイティブ講師が在籍し、都度選択してレッスンが受けられることです。
というように使い分けられるのが便利です。
Cambly(キャンブリー)
Camblyはネイティブ講師のみ在籍しています。予約なしでもトップ画面に出てくる待機中の講師がいればレッスンを受けられます。
他と大きく違う点は、『運営が日本の会社ではない』ということです。サンフランシスコにある会社が運営しています。
大体のオンライン英会話は日本の会社が運営しています。その場合、生徒は日本人がほとんどであり、講師も日本人のみを相手にしてレッスンしていることが多いです。日本人の英語に慣れた講師がほとんどでしょう。
しかしCamblyの場合は、全世界の生徒が登録しています。講師も色々な国籍の人に英語を教えている経験がある、というのが特徴です。
日本人の英語のクセを理解してくれているとは限らないので、もしかすると最初はコミュニケーションを取るのが難しく感じるかもしれません。
ですが「国内のオンライン英会話ではちょっと物足りなくなってきた。もっとレベルを上げたい」と思っている人にはCamblyをお勧めします。
講師の方は世界中の生徒が相手なので、初めてレッスンを受ける時には
“Where are you from?”とか聞かれるのが新鮮でした。
日本の会社のオンライン英会話であれば、日本人であることがわかっているので聞かれることはありませんよね。
色々な生徒を見ている講師の方が多いので、視野が広がります。
一度会話で、
というような話をしたら、
と当然のように話してくれたことがあります。
日本の中だけグルグルして、いろんなところに住んだ気になっていましたが、「私って視野狭いな〜」と感じた出来事でした。
活用法
他のオンライン英会話は何十個と試しましたが、私が結局続けられたのはこの二つでした。
あくまで個人的意見ですが、講師の質が良かったからだと感じています。
またオンライン英会話で英語を上達させるコツとしては、
①自分に合った講師を選ぶ
講師も自分に合っている、合っていないがあるので根気強く探していくことが必要です。日本人の感覚からするとびっくりするんですけど、面倒臭そうにレッスンする先生もいます。
また先生ばかりが話していて、自分はほとんど話さず終わったということも。お喋り好きで明るいのはいいのですが、講師としてはあまり良くないかと思います。
私が好んで受けている先生は、うまく言えなかった文章などをチャットボックスに打ち込んでくれるタイプの先生です。伝わっているのかいないのか、表現が合っているか間違っているのかわからないまま何となく会話を続けていても上達しないからです。
“Can you type that out?”(今のを書いてくれませんか?)と言えばいいのですけど、最初からやってくれる先生ならいちいち聞かなくてもいいので。
とはいえ書いてくれる先生を見つけるのも大変ですので、聞き取れなかったこと、自分がうまく言えなかった文章は自分でお願いしてチャットボックスなどに記入してもらうのがオススメです。
②トピックを選んで予習しておく(主導権を握る)
お気に入りの先生が見つかってきたら、何度かレッスンに参加してどんな感じでレッスンが進むか把握してくと良いです。
特にこちらが指定しない限りフリートークを続ける先生もいますし、レッスンの初めに「何かやりたいことはある?」と聞いてくる先生もいます。
どちらにせよ、話題をある程度考えておくのがオススメです。
「今日は仕事のことを話そう」と思ったら「昨日失敗していて落ち込んでいる」「〇〇という仕事をしていて、具体的に△△ということで失敗してしまった」と具体的な話を用意しておきましょう。
私は、よく受ける先生が毎回”How are you doing?”(どうですか、元気ですか?)と聞いてくるので、そこで話題を振ってしまうことが多いです。
“I’m doing great because 〜.”(とても元気です、その理由は〜)
とか
“I’m not feeling well because 〜.”(あまり調子が良くないです、なぜなら〜)
というようにそのまま予習したトピックを話してしまうようにしています。
そうすると、そのままもっと詳しく話すことができます。
先生が突然振ってきた話題に返すのは、最初からできるものではありません。
なので自分で話題を考えておき、自分で主導権を握って話すことが大事です。
準備をしていけば、「今日は準備をして行ったから、いつもより話せた」という達成感にもつながります。
話題に困った時は、日本語でも英語でもSNSに投稿した話題について深掘りして考えてみるのはどうでしょうか。
私はよくHelloTalkというアプリを使って投稿したものに対し、次はオンライン英会話でもっと話を膨らませられるように準備してレッスンを受ける、ということをしていました。
すると「レッスンは予約したものの、何を話そうか困った、、」ということもなくなりました。
HelloTalkについては以下参考までに。

復習する
やりっぱなしでは上達しません。レッスンの音声を録音しておくなどして「言いたかったけどうまく表現できなかったところ」を確認しましょう。
Camblyは毎回レッスン動画が残るので、最初は自分の英語を聞くのが恥ずかしかったりしますが、自分の英語のクセを掴むのにとても役立ちます。
続ける
細々とでもいいから継続することです。最初から、よし毎日レッスン受けるぞと意気込むと挫折します。
また、毎日レッスンしても復習する時間がなかったら上達度が半減します。
毎日受けることを目標にするより、1日目は予習、2日目にレッスン、3日目は復習、というように予習と復習する方が大事と思います。
オンライン英会話で「向こうから教えてもらう」というスタンスでいるとなかなか上達しないです。私自身、話題を考えずにレッスンを受けると全然話せなくて講師の人ばかり話して終わってしまったという経験がありました。レッスンを受けているのに上達できないというストレスの多い状況になっていました。
ですのでオンライン英会話は学んだことをアウトプットする場として使うことをお勧めします。