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3ヶ月で職場から逃げた話

転職した会社を3ヶ月で辞めた話になります。

「辞める」と宣言し次の日から会社に行かなくなったパターンで、社会人としては非常識な辞め方でしたが、「逃げることはできるんだ」と学んだ出来事でした。

モラル崩壊職場に転職しました。

私は、35歳の時に転職した会社を3ヶ月で辞めた黒歴史があります。

全社員15人くらいの小さい会社でした。

転職の面接時には「小さいけれど、しっかりした会社だし経営方針も気に入った」と思えました。他の会社の面接では自分を大きく見せようとしてしまい失敗ばかりしていましたが、この会社は自分を大きく見せずにありのままの自分を出せたと思いました。

なので、「入社してからも、きっとうまくやれるはず」と思っていました。

 

しかし、徐々に上司のモラルが崩壊していることに気がつき始めました。

まず気になったのは、上司がお気に入りの社員にあまりにもえこひいきすることでした。お気に入り社員(社内に2~3人)だけに昼食やおやつなどの差し入れなどを毎日のようにするのです。

お気に入り社員たちを連れて「仕事の一環」として具体的に何をするかも言わずに勤務時間中にどこかに消えていくことも。

お気に入り社員がミスしても何のおとがめもなし。

 

一方で気に入らない社員に対しては、人前で説教したりするような人間でした。しばらくすると私も気に入らない社員の仲間入りを果たしたらしく、間違ったことをしていないのに、いちゃもんをつけてくるように細かいことを指摘してきたりしました。お局さんの男バージョンみたいな感じでした。

 

一般常識のある普通の会社であれば、特定の社員にえこひいきしていたら周りの社員からも非難されるはずです。お気に入りの社員だけ連れて一応『仕事』と称していなくなるのも普通の会社だったら許されないと思います。

人数が少なく、自分が実質のトップだったので何をしてもいいと思っていたのでしょう。というかもう普通の感覚がなくなっているんですね。

自分はすごい人間だというアピールみたいなのもよくしていました。あとは有名人の家に招かれたこともあるとか何とか、、

 

私は毎日、鬱々とした気分で通勤していました。

ワタシ
ワタシ
今日は一体何言われるんだろう。嫌だなぁ、、

職場の人数が少ないので、部署移動をしても結局その上司と関わることは避けられません。入社したばかりで親しい人もおらず、相談することもできませんでした。

徐々にメンタルがやられて土日も憂鬱な気分が抜けず、追い詰められるようになってきました。

なので「もう1〜2ヶ月の間に辞めてしまおうか」と考えて、これから計画的に辞める準備を始めました。

今後の将来のことを考えたり、メンタルに関する本を読んだり、、

井上智介さんという方の『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』という本Amazonで目にして、

ワタシ
ワタシ
今まさにこの状況!
ワタシ
ワタシ
この本でも読みながら、今後について考えよう、、

と思った次の日についに運命の日が。

逃げました

この日、面談と称して勤務時間中に上司に呼ばれました。

すると私への評価として「お前は〇〇さん(お気に入り社員)と比べて気が利かないし、鈍いし、こんなこともできないのか、第一考えが甘いんだよ」というような説教というか人格否定的な発言を一方的にされたのです。

確かに私もできてないことはたくさんあったと思います。思いますが、こんな言い方で罵られるとは思わず、ショックと同時に「色々モラル崩壊してるのはお前だろうが」という怒りが込み上げました。

 

そして、この瞬間に「辞める」という決意ができました。

「もうこの人間と一緒に働くのは絶対にムリだ」と確信できたのです。

「この人間と働いても、私の時間が無駄になるだけだ」

 

そしてその面談の場で、「そこまで言われるのであれば、もう辞めます」と宣言しました。

上司はまさか辞めると言われるとは思わなかったらしく「もうちょっと考えたら?」と怯んだようにように言ってきました。

しかし一度こうと決めたら意外と頑固な私は「こんな言われようは、もう人格否定だと思います」「これ以上ここで働くのは無理です」と伝え、全ての荷物を持って会社を去りました。

その日、帰宅すると上司からメールが来ており、「そこまで決意が固いのなら、明日からもう来なくても良い」というような内容でした。

それで私はもう行く気は無いという旨を伝え、その月での退職が決定しました。(残り日数は欠勤扱い)

突然の退職決定

私自身、その日は怒りと悲しみと混乱が一度に押し寄せ、呆然としながら帰宅したのを覚えています。

帰ってそのままベッドに潜り込み、泣きました。

「なぜ、こんな言われ方をしないといけないのか」

「人を傷つけている自覚すらないのか」と悔しくて、悲しくて。

「お前は何様なんだ」と怒りが込み上げて。

 

このまま寝てしまいたかったのですが、気持ちと色んな感情がごちゃ混ぜになって気持ちが昂っていたのかすぐには寝付けませんでした。

そこでもう会社を辞めた後でしたが、先ほど書いた『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』という本を読み進めることにしました。

 

こう言った系の本は「もっとこういう風に頑張りましょう」とか「せめて次の仕事が決まるまで辞めないのが得策でしょう」ということが書いてあるのかと思っていたのですが、私が勝手に思っていた内容とは違いました。

「あなたはもうすでに頑張りすぎてるのでは?」というところから始まり、「あなたはすでに頑張っている」と語りかけてくれるような本でした。

「会社に行きたくないという気持ちを否定しなくて良い」「逃げても良い」ということが書いてあり、読み終えた後に「これで良かったんだな」という安心感を持つことができました。

闇雲にすぐに会社を辞めたらいい、というわけでもなく、これまでの自分を認めてくれて寄り添ってくれるような温かい本でした。

結局自分の体や心を壊してまでする仕事ってなんだろう。ってことでした。

入社前の違和感は意外と合っている

思い返せば、入社前に「この会社、大丈夫かな」と疑問に思うサインはありました。

面接後に内定をもらった後のことです。入社日をいつにするかというところで、意見が合わなかったのです。私が希望した入社日が、向こうが考えていたよりも遅い日にちだったようで「なんでこっちがお前の会社の都合に合わせなきゃいけないのか」というようなメール(文言はもう少し丁寧でしたが)が届いてびっくりしたことがあります。「法律では1ヶ月前に言えば辞められるはずなんだから」と法律を持ち出して威圧するような文面もありました。

「そんな言い方しなくても良いのに、、この人なんか大丈夫かな」と思い、このまま入社していいのか思い悩んだ記憶があります。ただ元の職場には辞めると言ってしまった手前、「そちらの都合になるべく合わせます」という謝罪のメールをして何とかこの件は落ち着きましたが。

 

この経験から、「この会社、なんか大丈夫かな?」と入社前に感じた違和感って、結構合っているものなのかもしれない、と思ったりしました。

今考えると、そんなメールを送ってくる人間がちゃんとした人のわけないのですよね。当時は「なんか怒らせてしまった?内定取り消しになったりしないかな」と不安な気持ちも大きく冷静に考えられなかったです。

自分の気に入らないことがあると威圧的に攻めてくる人間だったのだと、今はわかります。

意外と辞められる

辞める前は、

「辞めたら今後の生活が、、」

「このままやめたら「ダメなやつだったな」で終わってしまう。もうちょっと頑張ったら少しずつ認めてもらえるかも」

と色々考えて結局やめるタイミングを掴めずにいました。

 

でも辞めてしまった今となっては辞めることができた安堵の方が大きかったです。

今後の生活への不安はありましたが、これ以上あの人間と一緒に仕事をしていたら病気になったと思います。

病気になっていたら、病院にもずっと通い続けて薬も手放せなくなる人生になっていたかもしれません。

 

逃げてよかった、と思いました。

逃げられるんだ、と思えました。

 

「別に人に認めてもらう必要もなかった」

と思います。

むしろモラル崩壊していたあの上司に認められたって今後の人生なんの得にもなりません。

 

あの上司は、もしかしたら自分に自信がなく虚勢を張って日々頑張って生きていることしかできないのかもしれません。実はとてもかわいそうな人なのかもしれません。

そう思うようにして、できるだけ忘れようと思いました。

 

 

辞めた後に、今後の生活に対する不安が襲ってくることもなかったわけではないです。

でもこれ以上心身を害さずに済む安堵感が大きかったです。

 

辞める前って辞められない理由を考えてしまって動けなくなりますが、

仕事の人間関係で心身壊れてしまう前に、一度スパッと辞めて人生立て直した方がいい

と思った出来事でした。

 

ただし、

現実的には数ヶ月は働かなくてもなんとかなる貯金は必要かなと思いました。

これは辞めてから1ヶ月後くらいに実感しました。

市民税、健康保険、年金、、と支払いが思ったより多くて戸惑いました。特に健康保険の額なんか見て驚きました。会社が今まで半分負担してくれてた恩恵が如何程だったか思い知りました。

私は少しは貯金があったので今こうして生きているわけですが。

こういうことを考えると、辞められなくなっちゃいますね。

でも心身の健康を害して心療内科に通い続けたり薬が手放せなくなってしまうよりは、長い目で見ると、辞めてしまった方がいいのかもしれません。

 

でも本当に困ったら、税金の免除とかセーフティーネットは色々あるみたいです。

こちらの本に色々と書かれています。

 

というわけで、ある意味勢いに任せて辞めてしまった私ではありますが

結果的にとても良い決断でした。

長い目で見て、心身ともに健康に、長く働き続けるために必要な選択だったかなと思っています。