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雑記

飽きっぽい性格のいいところ

飽きっぽい性格で悩んでいる人は、Emily WapnickさんのTED動画を見てみてください(リンクは下の方にあり)。

飽きっぽい私はダメ人間?

私はとても飽きっぽい性格で、子どもの頃はいろんな習い事をしてはすぐにやめてしまうというタイプでした。

「情けない」「根性がない」「努力が足りない」「一つのことを続けられないなんてこの先大丈夫?」などと言われたこともあります。

そう言われて育ってきたものですから、一つのことに没頭できない自分はダメ人間自分はどこかおかしいのだ。

そう思って生きてきました。

 

毎回、「今度こそは継続する!」と思って始めるのですが、すぐに興味がなくなってしまいます。その度に元々ない自己肯定感がさらにマイナスになっていく、、そんな日々でした。

仕事に関してもそうです。最初は私は開発の仕事についたのですが、開発の仕事はある意味オタクです。一つの分野を追求してそこに楽しみを見出す人が多い。私は真逆で「もっと別のことも知りたい、やりたい」と思ってしまう。”広く浅く“タイプなのです。

先輩や上司からは「その道のスペシャリストになれ。そうでなければダメだ」と言われ、「やっぱり私ってダメ人間なんだな」と思う鬱々とした日々を過ごしていました。

私は『マルチポテンシャライト』?

そんな時に、光を見出してくれたのが下記のEmily WapnickさんのTEDトークです。

Emilyさん自体も、一つのことを続けているとどこかで飽きてしまうタイプのようです。一つのことを続けられない自分には欠陥があるのではと思い、悩んでいたようです。まさに私も同じ気持ちでした。それでも(むしろ)そこに突破口を見つけ出した人です。

『マルチ・ポテンシャライト』多くに興味を持ち創造を追求する人

というのがキーワードです。

(

(動画は日本語字幕で見られます)

エミリーさんによると、マルチポテンシャライトには3つのスーパーパワーがあるそうです。その概要です。

1. IDEA SYNTHESIS (アイデアの融合)

いくつかの分野のものを組み合わせて新しいものを作ることができる。イノベーションは異なる分野同士が交差して生まれるものである。

2. RAPID LEARNING (素早く学ぶ能力)

マルチポテンシャライトが何かを取り組む時には、のめり込む。初心者であることに慣れているので、新しいことに挑戦できる。これまでやったことは次に挑戦したことに対しても応用できるものだ。途中でやめてしまっても、それが無駄になることはない。

3. ADAPTABILITY (適応力)

今後生き残っていくためには多様な問題を多角的に考えられる人が必要。型にはまらなくていい。

 

動画を見た後、「飽きっぽいのは悪いことばかりではなかった。良いところもあるのだ」と、勇気づけられたのを覚えています。

これまで一つのことに専念できないことはダメなことと思っていました。

しかし一つのことに限らず色々挑戦してみたことは無駄ではなく、思いがけないところで生かされるかもしれないのです。

 

私はこのトークを聞いて「自分はダメ」ではなく「幅広く学んで生かしていこう」と発想を転換できました。

37年間生きてきて、これまで一つのことに専念しようと思って頑張ってきましたが、結局自分は変わらない。持って生まれた気質は変わらないのだと悟りました。ならば自分の気質をとことん生かすしかない。

学んだことは絶対に無駄にならないはずだから、興味の持ったことはいろいろやってしまえ、という境地になりました。

 

またこれまでの人生を振り返ると、自分が一つのことにしがみつかないタチでよかったなと思えることがいくつかありました。

私は以前技術職(生物系)で働いていました。周りには同じく生物系の技術者がいて、時には機械系の技術者とも一緒に仕事をすることがありました。

生物系技術者は機械系のことにアレルギーを持つ人が多く、機械系技術者は生物のことなんて全く興味なし、、という傾向がありました。

ところが私はといえば、私は生物系ですが、機械系のことも「なんか面白そう」と思ってちょっと勉強してみたりするタイプでした。全く違った分野にもアレルギー反応を起こさないのは今考えると強みだったかなと思います。

また今の若い世代の事情は変わっていると思いますが、私の世代は理系人間は英語が苦手な傾向がありました。その点、私は英語が好きだったので、英語の仕事を振られたこともあり「やっておいてよかった」と思えることがありました。

私以外の技術者でこういう感じの人間は全くいなかったと思いますので、私はかなり異質な存在でした。当時は自分だけ人と違ったので、コンプレックスを感じながら仕事をしていました。

ですが今考えるともっと堂々として「こういうこともやりたい!」と思っていたことをどんどん発言できたらよかったなと思います。

 

また、以前に長く働いていた会社の業績が急に悪くなり始めた時にすぐに方向転換できたのもよかったです。

私は働く会社が変わろうと職種が変わろうと別によかったので、早い時点で転職に踏み切りました。むしろ当時は他の人がなぜそこまで一つの会社・職種にこだわるのかが理解できませんでした。

このように、考えようによっては自分の一つのことに固執しない性格はいいところもあるんだなと気づけるようになりました。

 

もちろん、一つのことに専念できるのも素晴らしいですし、今でも羨ましく思う気持ちはあります。

でも専門家だけではこの世界は成り立ちません。

一つのことに没頭できる人も、色々なことに興味を持てる人も、どちらも必要なのです。

私たちはなぜ、「こういうタイプの人にならなければいけない」と思い込んで自分を否定して苦しませてしまうのでしょう。

「自分に持って生まれたものを生かす」という視点で考えると自分をもっと受け入れるようになるかもしれません。他人に対しても「それぞれの形で力を発揮したらいい」と考えられるようになれば寛容な気持ちになれるのではないでしょうか。

 

マルチ・ポテンシャライトについてもっと詳しく知りたい方には、先ほどのEmilyさんが書いた以下のような本もあります。

ご参考まで。

マルチポテンシャライトに関する活動

putty like

Emily Wapnickさんのウェブサイト puttylike(英語のみ)

THE PUTTYVERSE(英語のみ、有料)というコミュニティも運営しており、世界中のマルチポテンシャライトが交流しています。

私も一時期参加したことがあるのですが、皆さん経歴がすごい方達が多く、引け目を感じてしまいイベントにもほぼ参加できずじまいだったので結局数ヶ月でやめてしまいました。

英語ですが、興味のある方は一度参加してみるといいかもしれません。

 

マルチ・ポテンシャライトの集い〜器用貧乏と呼ばれ続けた人へ

宮城景花さんという方が主催のコミュニティ(マルチ・ポテンシャライトの集い〜器用貧乏と呼ばれ続けた人へ)があります。イベントなども色々開催されているようです。

今は日本でもマルチポテンシャライトのコミュニティは色々あるようですが、私の知る限り宮城さんが日本で最初にマルチポテンシャライトに関するコミュニティを立ち上げたのではないでしょうか。アメリカで開催されたマルチポテンシャライトのカンファレンスにまで参加してしまう、とても行動力のある方と思います。